2023年4月第4週の一言 みんなのつくえ丸3年!(前編)

明日、4月24日で、南小倉バプテスト教会の玄関に「つくえ」が置かれてから丸3年になります。コロナ化が始まった直後、宮崎でのトリオ・ロス・ファンダンゴス公園を後押ししてくださった「らいふのぱん」から届いた大きな段ボールいっぱいの調理パンを、消費期限内に教会で分けきれずに出したのが始まりでした。いつのまにかその日のうちに殆ど受け取られていきました。

2日後の日曜日には掘りたての筍を持ってきてくださったご家族があり、それをつくえに並べました。その翌日にはいつのまにか大量の玉ねぎが置いてありました。SNSに上げると大きな反響があり、「絵本の『どうぞのいす』みたい!」という声が相次ぎました。

やがて玉ねぎもなくなりました。教会の役員会で相談して、しばらく教会のプログラムとして続けようということになり、4月29日から、寄付をネットなどを通じて募りながら、毎日、食品類を置いたつくえを朝9時から夜8時まで教会の玄関先に置くことになりました。以来一日も休まず、まる3年、「みんなのつくえ」は続いてきました。

誰が受け取ってもいいのです。「困っている人」でなくてもOK。対象を限定すると、結局受け取りにくくなると考えました。受け取ることによって、その人が困窮者であることが自他に対して明らかになってしまうことも懸念されます。だから、誰でもOK。それでこそ「みんなのつくえ」です。

時々、受け取りに来た方とゆっくり立ち話をすることもあります。誰にも顔を見られたくないのでしょう。受け取るとさっと去っていく方もおられます。手を合わせてお祈りをしていく人や「ありがとうございます。いただきます。」と言いながら受け取っていく人の姿が見えたこともあります。

「コロナの影響で仕事がなくなって」
「抱撲に相談してアパートにもうすぐ入れることになりました」
「物価が上がって大変で」
「食べるものがないっちゃ」
「お菓子がほしいんよお」・・・。

いろんな事情、生活状況の中で、この教会のつくえの存在を知り、おいでになるようになった方々です。学校帰りの学生たちも立ち寄ってはお菓子を受け取ったり、ときには袋ラーメンをその場で開けてそのままバリバリ食べていることも!

でも大抵の場合、つくえのものは知らない間に受け取られて行きます。誰が受け取っていっているのかすべてを見ている者はいません。店長ヨッキーとプルートー、赤いたてがみの小さなライオン以外は。

平均して7~8回補充していますので、おそらく10人前後が毎日受け取っていっているのだろうと推察しています。それが3年間です。延べ何になるでしょうか!(次週後編に続く)

(記)会計担当 U.N(2023年4月23日の週報より転載)


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