大古本市終了。ありがとうございました。

南小倉バプテスト教会初の試み、大古本市は日本全国から4155冊(!)の本が集まり、会堂を埋め尽くし、大好評の中、最終日を迎えました。

2日目の本日は、1日目よりも更に「読書カフェ」の色合いが濃く強くなり、本と1対1でしっかり向き合う人たちが多かったようで、来客者同士の会話は少なめ。でも、静かな空間を包む込むライブサウンドインスタレーションの効果なのか、会話がないにも関わらず、この場にいるみんながそれぞれを「仲間」と認識している温かさが満ち溢れていました。たまに聞こえる会話もさざなみのようで、これまた温かい。

本日も遠くの地から贈ってくださった珈琲を楽しみながら、ひたすらに本の表紙を眺めたり、立ち読みしたり、座り読みしたり、ぱらぱら流し読みしたり、奥付を確認したり。ライブサウンドインスタレーションをひたすらに眺めて楽しむ子もいたり。

「やっぱり本はいいですね。デジタルにはない良さがあるって、改めて思いました。」
「このところ、本を買ってなかったなぁって思い出したわ・・・。」
とぽつりぽつり誰にともなく呟いていたお客様たちの声が印象的でした。

仕事を終えてかけつけてくださった人。
昨日もたくさん本を買ってくださったのに
「昨日は、車で来てなかったからブレーキかかってしまって。一晩考えてやっぱり欲しいと思ったんで、車で来ました。」
と昨日の倍以上の本を買ってくださった人。
「友達からちらしをもらったんで。」とカップルで来てくださった人。
段ボールいっぱいの本を抱えて笑顔で帰っていく人。
閉店時間までお客さんは尽きることなく。

しみじみ。しみじみと。
あぁ、幸せだなぁ。ひとりじゃないなぁ。つながってる人がたくさんいるなぁ。
と静かに穏やかに喜びを噛み締めた日曜の昼下がりとなりました。

2022年6月。
南小倉バプテスト教会の大古本市は大好評の中、終わりを迎えました。
本と音楽と珈琲の香りに包まれて、ちょっと胸の痛みを感じるほどの幸せを感じた二日間。

小さな小さな教会の大古本市に足をお運びくださった皆様、全国各地から応援し、共に楽しんでくださった皆々様、本当にありがとうございました。

さて、後片付けです。
来週日曜の礼拝に本が残っているのか、きれいさっぱり片付いているのか、それは私たちにも分かりません。楽しみにお待ちください。
そして、お近くの方々はぜひ会堂まで足を伸ばしてみてください。

(記)会計担当 U.N


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