2023年4月第1週の一言 2023年度活動方針・計画解説①

先週3月26日の日曜日、2023年度の教会計画総会が開催されました。出席教会員11名、委任13名、計24名の参加でした。教会員総数は現在43名ですので、教会規則で定められた3分の1以上、15名を超えて総会が成立しました。

 新年度の主題は「夜空の星座のように」、聖句は「あなたがたは世の光である」(マタイ5章14節)。これは2022年度と同じ主題・聖句です。昨年度の主題をそのまま引き継ぎ、引き続いて、みんなのつながりをつくっていく一年にしよう、ということになりました。

この世界で苦しみや悩みを負って生きる人々の只中で、イエスはみんなに「あなたがたは世の光だ」と宣言します。それはこうした人々がこの世界にとって、そこに生きるすべての者たちにとって、無くてはならない希望であり、指標であることを示すイエスのことばです。そのつながりこそが教会であることが示されています。

そしてこのつながり、教会は、この暗闇の時代・世界の中で光としての使命を負っており、それを果たさねばならないことも示されています。山の上にある町のように、教会はもはや隠れようがないのです。希望や指針を求めるみんなの眼差しを受けている、ということを意識しなければなりません。

2017年、わたしたちは教会の土台・柱ともいえる教会の信仰告白を新たに定めなおしました。詩のようにみんなで柔らかく分かち合えるものがいい、というNさんをはじめとする皆さんの意見により、交読文の形のものも作りました。その中の一節でわたしたちはこう自分たちの信仰を、目指す教会の姿を言い表しました。

 わたしたちは希望の網となる
赦された罪びとたち 伴われた傷たちが
互いにイエス・キリストの救いによって
やわらかくつながりあい
包まれ 守られ
わたしたちすべてが希望へと捉えられる
ひとつひとつの網の目は
ひとりひとりのわたしたち
ひとつひとつの傷 悲しみ いのち
イエス・キリストによって見出された世の光
夜空の星座のように
つながりあって輝き 希望を物語る

コロナ、戦争、物価高騰、生活苦。そんな闇の時代です。さらにカルト宗教と政治のつながりが明るみに出る中で宗教の真の役割や意味が問われています。教会、この夜空の星座のような世の光のつながりは、イエス・キリストの具体的な存在、身体を示すものです。

この暗い時代の只中で、共に歩むイエス・キリストは光として輝いています。教会は、このイエス・キリストに眼差しを向け、これを体現し、苦しむみんなのつながりとして、隣人として、この闇の現実の中で光を放ち、希望を物語るつながりでありたいのです。(つづく)

(記)会計担当 U.N(2023年4月2日の週報より転載)


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