2023年3月第4週の一言 イースターだより2023より

イースターがやってくる!!~教会が復活を祝う理由~

もうすぐイースターがやってきます。イースターは春分の日の後にやってくる、最初の満月の次の日曜日。イースターの日は毎年変わり、今年は4月9日です。

 イースターとは「復活祭」のこと。イエス・キリストの復活を祝う日です。イエスは2000年前のパレスチナで、当時の社会の底辺で苦しみを日々味わっていた人々と共に生きました。

そしてこうした人々がどんなに社会から蔑まれ、穢れた存在として扱われようとも、その味方となり、そのみんなが神に伴われ、愛されていることを語り、示し続けました。その言動は当時の宗教者たちの怒りと憎しみを買い、さらにはローマ帝国への反逆者として十字架につけられ、惨殺されてしまいます。

しかしそんなイエスがこの絶望の死から復活した、と聖書は証言するのです。それは、イエスが共に生きた人びとが、イエスは苦しみの中にある自分たちとやっぱり一緒に生きている!と信じるようになり、絶望の中から立ち上がっていった歴史を示しています。そしてその思い、信頼は2000年以上にわたって生き続け、今日に至りました。このことを心に留めて祝うのが、復活祭・イースターです。

教会は復活を信じています。でもそれは、一度死んだ人間がゾンビのように地下から出てくると真剣に考えているという事ではありません。神が人間の絶望を乗り越えて、徹底的に共に歩んでくださる。どんな深い絶望の中においても、人は神に伴われ、未来へと導かれる。どんなに傷ついても倒れても、わたしたちは神に伴われて、何度でもまた立ち上がることができる。それを今も共に歩むイエスが示している。そう信じているのです。

 南小倉バプテスト教会では、4月9日、イースター礼拝をささげます。こどもおとなもみんなで、復活を祝います。それはイエス・キリストの復活であるだけでなく、みんなの復活のお祝いです。どうぞどなたも、ぜひご参加ください。お待ちしています。

イースターの直前の一週間、教会はイエスの十字架の苦しみを、そして神がそこで共に味わったこの世界の絶望を思う「受難週」を過ごします。イースター直前の4月6日の木曜日には十字架のイエスを静かに心に留める受難礼拝をささげます。こちらもどうぞご参加下さい。

このイースターの季節が、みんなにとって希望のときとなりますように。
みんなで希望を、お祝いできますように!

イースター、おめでとうございます。

(記)会計担当 U.N(2023年3月26日の週報より転載)


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