2022年12月第1週の一言

先週の日曜から、いよいよアドベントに入りました。


クリスマスを心待ちにする四週間です。会堂正面、講壇の後ろの十字架も大きなリースがかかりました。教会員である大庭さん、野田さんの庭からいただいたホーリーやローズマリー、ローリエなどを(教会員の)大磯さんが組み立てて製作。また玄関ドアや会堂入り口ドアの上にもリースが飾られました。クリスマスツリーも玄関の中に出され、駿介くん、ひなたくんがオーナメントの取り付けを担当してくれました。感謝!

アドベントは、イエス・キリストの降誕を心待ちにする四週間。指折り数えながら救いの到来を待つ期間です。この世界に今、痛みや苦しみの闇の只中で希望の夜明けを待っている人々がいます。そのみんなとつながって、共に「待つ」。そんなアドベントにいたしましょう。

クリスマスだよりに以下の文章を載せました。お読みください。

イエス・キリストの降誕を祝うクリスマスが近付いてきました。12月24日の日没後から、12月25日の日没までがクリスマス。キリスト教会ではこのクリスマス前の4回の日曜日を「アドベント」(降誕節)と呼び、日曜日ごとに4本のキャンドルに1つずつ火を灯していきます。

去る11月27日、アドベント第1週の礼拝では南小倉バプテスト教会でも講壇の前に4つのキャンドルが置かれ、そのうちの1本に最初の日が灯りました。これから毎週ひとつずつ火が増え、12月18日のアドベント第4週礼拝では、4本すべてが灯り、いよいよクリスマスの日を控える準備の期間が満ちるのです。

クリスマスが近付くと、クリスマスキャロルやクリスマスソングが溢れ、まばゆいイルミネーションが街を照らします。煌びやかで、にぎやかで、心が沸き立つような季節です。家族で楽しく過ごしたり、恋人同士がロマンチックなひとときを過ごす。そんなイメージもあります。一方で、ひとりぼっちでその日を過ごさなければならない人々にとっては、どこか居場所のない、寂しさを覚えるときともなってしまいがちでうs。

聖書にしるされたイエス誕生の物語には、しかし、ゴージャスなイルミネーションのきらめきや、賑やかで心躍るクリスマスの歌もありません。

聖書が示すクリスマスは、この世界の中で実際に抑えられている人々の願いや祈りに耳を澄ますことへわたしたちを促します。
真っ暗闇の中に、目をこらして光を探し求めるよう招きます。
イエス・キリストが、居場所なく悲しみと孤独の中に置かれた人々に寄り添うためにやってきた。そう聖書はクリスマス物語を通じて語り掛けるのです。

だから、クリスマスはお祝いです。
みんな神に伴われ、誰一人ひとりぼっちの人間はいない。そのことを嬉しく心に留めるときだからです。

このアドベント、クリスマスの季節、どうぞ南小倉バプテスト教会においでください。神に寄り添われて生きていることを喜び合い、心静かに希望に耳を澄ますときといたしましょう。

(記)会計担当 U.N(2022年12月4日の週報より転載)


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