2022年11月第2週の一言

昨年の10月に開始の南小倉バプテスト教会聖書講座シリーズⅣ「イエスと女性たち」が昨夜のまとめ総集編で全講座終了しました。
昼の部、夜の部それぞれ全12回、計24回の講座でした。

2~11回講座で注目した女性たちとポイントを簡単に以下紹介します。

2.イエスの母マリア:マルコは批判的に、マタイは権威的、ルカは理想的に、ヨハネは相対化して描く。

3.マルタとマリア①ルカ:ルカ福音書はイエスの言葉に耳を傾けるマリアを理想化。マルタに代表される人々の食事・生活を支援する働きよりも、マリアに代表される言葉を重んじる働きや姿勢を重視するようになった当時の教会の状況を反映。

4.マルタとマリア②ヨハネ:強いマルタ、現実の苦しみからイエスを問う。

5.マグダラのマリア:初期教会の中心から、教会の男性中心化、権威化と共に周縁化、排除、尊厳を奪われていく過程。ヨハネにおけるイエスの「愛した弟子」の可能性も。

6.姦淫の女:本来のイエスの無条件の赦しが現在伝えられている条件付きの赦しに変わっていった歴史と背景を反映。

7.会堂氏ヤイロの娘と長血の女:タブーを破るイエス。穢れを負うイエス。

8.スカルの井戸の女:差別される女性に助けを乞うイエス。

9.ツロ・フェニキアの女:人間としての尊厳をイエスに認めさせる異邦人女性。

10.香油の女:イエスをキリスト(メシア=油注がれた者)にした女性。

11.受難と復活物語と女性たち:イエスの死と復活の目撃者・証言者は全員女性。

聖書におけるイエスの女性たちとの出会い、接触、対話の記録と物語の豊かさ。それはイエスがいかに女性達とのかかわりを大事にし、彼女たちを力づけ、また彼女らに問われ励まされたかを示しています。それは当時の社会において異例なことであったと思われます。ここから、教会は始まりました。

しかしキリスト教会は、教会の中心的存在であった女性たちを脇に押しやって権威化し、男性中心化していきました。その傾向もまた、聖書に既に描き込まれているのでした。そしてこの流れが加速していったからこそ、キリスト教は、皇帝を頂点とするローマ帝国の国教となることができたのかもしれない、と話し合いました。

そんな教会の歴史の先端にあって、でも、この小さな教会の小さな聖書講座は、聖書に残されたイエスと女性たちのワクワクする出会いの物語によって、参加者一同、心燃やされるひと時となりました。今も、イエスの物語は人間を解放し、尊厳へと取り戻してくれるのでした。女性たちの顔を輝かせ、元気にするのでした。男性の権威を問い、そこからの自由を促すのでした。

クリスチャンでない方々や、他教会からの参加者の皆さんもとても楽しんでくださり、嬉しい講座でした。参加者の皆さん、祈り支えて下った皆さん、ありがとうございました。

シリーズⅤは「イエスの譬話」(仮)です。ふるってご参加ください。お楽しみに!

(記)会計担当 U.N(2022年11月13日の週報より転載)


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