2022年6月第2週の一言

古本市をやってみたらどうだろうか。
ふとそう思いついたのは昨秋、コロナでできなくなったバザーの代わりに開催した2回目のガレージセールが終わる頃。
この間、網の教会サポーターや、みんなのつくえを支えてくださる方々など、教会のつながりは広がっている。古本の提供を呼び掛けてみたらいろんな方が応えてくださるのではないかと思ったのだ。

古本市ならあまりワイワイ賑やかに喋るわけでもないし、食事もしない。換気をしながら可能かも。何より、コロナの影響で誰もが行動を制限され、楽しい経験からも遠ざけられがち。
そんな中、古本市なら、みんな静かに本と語らいながらゆっくりした時間を過ごせて、いいのではないか。

まだ詳細が決まる前に、様子を見ながらSNSで情報をひそひそと流し始めたところ、すぐに反応があった。
またあの教会が面白いことを始めたゾ、それなら協力しよう、そんな雰囲気があちこちから早くも伝わってくる。中には「どれだけ送ってもいいのですね?」というお尋ねもあって、びびる。
これはやっぱりイケルかもしれないという気がしてくるのだった。

開催は6月11日(土)と12日(日)に決定。時間はそれぞれ11時~18時、14時~18時に。ゆっくり本を開いたり探したり読んだりして楽しんでもらうために、バザーやガレージセールより少し長めに設定。

執事会で「当日、牧師、ライブサウンドなんとかいう、あれ、やったらどうですか」という意見が出る。ライブサウンドインスタレーション、同時開催することに。

古本の値段はバザーやガレージセールでは1冊50円。今回はそれを基準に、それ以上は自分で値段を決めていくらでもカンパしていただければありがたい、と呼び掛けることに。

古本の提供は6月1日から10日までの10日間に限定。保管場所に困るので。

チラシもいいものが完成。
レトロ調でちゃんとヨッキーも描き込まれていて、すてき。

タイトルは古本市に「大」をつけて。ここはあまり沢山集まらなくてお大袈裟にしたほうが洒落が効いていて面白い、はず。

古本受付開始日を迎えると、いよいよ本格的に古本が来始める。毎日、続々と箱に入って届く。いろんな方が直接持ち込んでくださる。
冊数を数えて記録し、友人まで巻き込んで分類してくれた次女、活躍。
1000冊、2000冊、3000冊・・・、あれよあれよという間に想像を超えてどんどん増えていく古本。
受付最終日にはついに4089冊に。
大袈裟でも何でもない、ほんとうに大・古本市に。洒落にならなくなってしまった。

火曜日、会場設営。金曜日、切れていた電球や蛍光管を古本市に備えて取り換え。元々外のガレージスペースも使うことを考えていたのに、当日は雨の予報。すべて会堂の中でやることに。
前夜、4000冊の古本が会堂を埋める。圧巻。いよいよ翌日、初日!

(続く)

(記)会計担当 U.N(2022年6月12日の週報より転載)


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