2023年2月第1週の一言 臨時総会議案取り下げのお知らせ

教会員のみなさんへ 臨時総会議案取り下げのお知らせ

立春を迎え、春の気配が日増しに濃くなっていく季節になりました。いかがお過ごしでしょうか。

 さて、執事会は、表題のように、この度、本日開催を公示していた臨時総会の議案「日本バプテスト連盟回転資金借入申請の件」を取り下げることといたしましたのでお知らせいたします。

先日お知らせしたような形で駐車場の土地購入のために回転資金借入申請の準備を最終的に進めていた2月3日、この借入と返済の計画が規定に合わないという指摘を連盟総務部から受けました。返済は96か月(8年)が限度とのことでした。希望していた370万を借り入れるには月々38500円余りの返済が必要となり、現状として無理が生じることとなりました。

また借入総額を教会の現状に合わせて減額したとしても、その分の不足額は100万円前後となり、地主さんの定めた3月一杯の購入決定期限までのひと月で急な指定献金を募ることでしか補うことができません。それも選び取るべきではないと判断しました。

執事会は、この状況の中を無理をしてでも駐車場の確保に向かうことと、神さまに委ね、ゆっくりみんなで対話しながら歩んでいく事のどちらがこの教会にとってふさわしいのかを改めて考えることへと導かれました。対話と祈りの結果、執事会は後者を選び、議案の取り下げを決断いたしました。その方がこの教会の信仰告白にも沿っていると思われました。

折しも先週1月29日の礼拝では、飢えたイエスの前に現れた悪魔が、荒野の石をパンに変えよ、と誘惑する場面が宣教で取り上げられたばかりでした。イエスは端的に「人はパンだけで生きるものではない」と答えたのでした。わたしたちも駐車場を飢える思いで欲しています。そんなわたしたちは「対話などは後回しにし、多少無理をしてでも、あなたたちに必要な土地の取得をした方がいいと思わないか」という誘惑に晒されていたのかもしれないと気づきました。その中で結果的にこうした形でストップがかかり、教会は駐車場だけで生きるのではない、信仰に基づく対話によって生きる、という信仰的決断に導かれたことは感謝です。

駐車場については当面、現状通り賃貸で使わせていただきたいと思います。土地が第三者に売却され、この駐車場を手放さなければならなくなる可能性はあります。しかし、きっと道は開かれるはずです。そしてそれはわたしたちの思いを越えたものになるでしょう。歩むべきみんなの教会を目指す道が主によって備えられた道であるなら、その道を進む歩みもまた、主によって整えられるに違いありません。

執事会、とりわけ代表役員である牧師自身が、回転資金規定への理解不足もあり、皆さんにご心配・混乱を与えてしまったことについてお詫びいたします。また真摯な対話を重ね、この決断に至った執事会を、皆さんが選び立ててくださったことを改めて感謝いたします。

取り下げのお知らせは総会の定数確認点呼の前にも行い、総会の開催そのものを取りやめます。どうぞご了承ください。

回転資金借入の申請につきましては、みんなで対話しながらリノベーション等の計画を進める中で改めて必要が認められた際に行うことといたします。どうぞ新しい南小倉バプテスト教会を作っていくための対話にご参加くださいますようお願い申し上げます。

感謝して。

2023年2月4日
南小倉バプテスト教会 執事会
代表役員・牧師 谷本仰

(記)会計担当 U.N(2023年2月4日の週報より転載)


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