2022年11月第1週の一言

Seu Nome E Jesus Cristo(その名はイエス・キリスト)。
ブラジルの讃美歌。作者不詳。日本語訳詞は、今年8月にお招きした鹿児島加治屋町教会の松本敏之牧師。

マタイによる福音書25章には、イエスが、この世界で最も小さい、苦しみを負った者たちこそが自分の兄弟であり、自分自身であると語ったと記されています。この歌はそれをブラジルの現実に置き換えて歌います。

わたしたちにとっても他人事ではありません。わたしたちの社会で、すぐ隣で、イエス・キリストはやはりつらい現実の中で喘いでいる最も小さな者たちのひとりとして生きていること、そしてわたしたちはしばしばそのイエス・キリストご自身を拒んでいることをこの歌は、そして聖書は示しています。信じることは、そこにイエス・キリストを見出し、共に生きること。教会はそこへと召されている。そのことを思わせられます。

その時みんなで歌ったこの歌の歌詞を改めて味わってみましょう。

1.
その名はイエス・キリスト 飢えのために叫んでいる
私たちはその前を 足早に通り過ぎる
その名はイエス・キリスト 道端で眠っている
私たちはかたわらを 教会へと急ぎ行く

※繰り返し
私たちのすぐそばに おられるのに気づかない
私たちのただ中に おられるのにわからない

2.
その名はイエス・キリスト 家もなく仕事もない
私たちはあざ笑う 「ばかなやつ、働けよ」と
その名はイエス・キリスト 力の王であるより
貧しさに身をおかれて 人からしりぞけられる

※繰り返し

3.
その名はイエス・キリスト 平和と愛を求めて
正義を説き始めると 捕らえられ、黙らされる
その名はイエス・キリスト 牢屋の中に入れられ
しいたげられる姿は わたしたちには見えない

※繰り返し

(記)会計担当 U.N(2022年11月6日の週報より転載)


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