2022年4月第1週の一言(2022年度主題聖句、方針、計画解説①)

2022年度主題
「夜空の星座のように ~みんなの教会・網の教会として~」

主題聖句
「あなたがたは、世の光である。」マタイ5章14節

2022年の春先から世界はコロナ禍の下、人と人との間のつながりが断ち切られていく状況になっています。また、わたしたちの社会はここ40年程の間に人間のいのちや存在を、生産を基準にして価値づけ、意味づけるようになってしまい、助けられながら生きることは社会に迷惑をかけること、と断じられるようにさえなっています。そんな中で、わたしたちの教会はイエス・キリストに伴われていると信じる信仰に基づいて、こう告白しました。

わたしたちは希望の網となる
赦された罪びとたち、伴われた傷たちが
互いにイエス・キリストの救いによって
やわらかくつながりあい
包まれ、守られ
わたしたちすべてが希望へと捉えられる
ひとつひとつの網の目は
ひとりひとりのわたしたち
ひとつひとつの傷 悲しみ いのち
イエス・キリストによって見出された世の光
夜空の星座のように
つながりあって輝き、希望を物語る

今年度、わたしたちは、この信仰告白の言葉をそのまま使い「夜空の星座のように」をテーマにして歩むことを決めました。2月の下旬には、ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始し、世界中の人々が心を痛めています。破壊と殺戮と暴力による支配を連日見せつけられ、誰もが苦しい思いをしています。コロナ禍の終わりもまだ見えません。

そんな暗さに暗さを加えるような夜の時代だからこそ、教会は「夜空の星座のように」歩みたいのです。

世の光、それは人間自身ことです。
傷つき、病やわずらいを負って生きる人々、そして貧しいながらこうした人々と共に生きていこうとする者たちのことです。この時代の中でつながりを断ち切られ、尊厳を傷つけられながらも懸命に生きるみんなのことです。

イエスがみんなの光を見出してくださったのです。今年度、わたしたちのこの教会は、共にそれぞれ自分自身のうちに、他者のうちに、互いに、また教会の内外を問わずみんなのうちに、つながり輝く光を見出しながら生きていきたいと願うのです。(つづく)

(記)会計担当 U.N(2022年4月3日の週報より転載)


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